額とマットの色:好きなことには名前を

10月23日からの選抜卒業生と教員の展覧会の額装が始まった。普段は、材料を世界堂で発注して、自分で組み立てるスタイルだが、時間的な制約もあり、今回は、組み立てもお願いしている。しかし、自分の作品は自分ですることになりそう。私のは発注はできるが、組み立ては、自分でと言われたので(実は、いつも、そう言われる)。

額だが、ちょっと不思議と思っていることがあるので、記しておきたい。特別の理由がない限り、額の色は、白、木目、シルバー、黒である。額に色がついていると、作品の色に影響を与える可能性があるからだ。意図的に、なにかしらの効果を狙うのであれば、それは、特別な理由と考えていいだろう。

同じ理由から、マットも白である。状態によっては、黒ということもありえるが、黒いマットは、仕上げが綺麗な物を見つけるのは難しいので、お勧めできない。

額装の発注をしているときに、隣の方が、ご自分の絵に、マットの色見本を合わせているのをみると、いつも心配になるのだった。

この記事を書いた人

シンヤB

アーティスト、教育者、ドラマトゥルク。詳しくは、プロフィールをご覧ください。