野の書 吾輩は七弦である。

The ‘Field Book’ is a record of Shinya B’s uncool efforts. / 野の書とは、シンヤBのかっこよくない努力についての記録である。

音楽スタジオで初めてのリハーサル

230923 久しぶりの音楽スタジオ。最後にレンタル音楽スタジオに行ったのは、えんちゃん(福岡ユタカさん)と鬼怒無月さんたちと、Asahi Cafe Night に出演したとき以来。私は、その時は、音も出すVJでした。調べてみると、2003年のライブだったとのこと。

さて、。検索してみると、私が通うスポーツジムの近くにレンタル音楽スタジオがあった。これは Good news である。ジムに行ってからスタジオ、スタジオに行ってからジムという使い方ができる。本日は、スタジオの後にジムで水泳の予定。

10月9日(祝月)にライブをするFJ’s のギターアンプは Roland JC-120で、どこのスタジオにもあるもの。家と大学では、大きい音は出せないので、スタジオでアンプを使い、実際に音を出して1人リハーサルを続けていく必要が出てきた。

リハをやってみると、運指練習なども、実際にアンプから音を出して行う方がクオリティがわかりやすい。ほぼ、20年ほどギターを弾いていなかったので、どうなることやらという感じだが、しかし、実のところ、指が動かないから気づくことも多い。例えば、運指の音のクオリティなどは、学生時代は考えたこともなかった。

実は、以前にも同じような状況になったことがある。写真を長い間撮影していなかったことがあって、私は随分と長い間「写真を撮影しない大学の写真の先生」だったんだけれども。360度カメラ RICOH THETA が送られてきて、最初から使い方を考えるという体験をした後に、普通のカメラに戻ることになり、そこでも、また一から撮影の方法を学び直すという現象が起こったのだった。

この、学んだことをすべて忘れてみる。というのは、私が大学の授業を進めていく上で、一番大切にしているもの。授業のシラバス(授業計画)は、バラバラにして、最初から組み立て直すことをよくしている。その時に、その授業を一度も教えたことがないマインドになれると、より良いと思っているのだった。

さて、。時代は変わったもので。検索するとインターネットに上達するための情報がいくらでもある。学生の時の運指練習は、ペンタトニック、ドレミファ、アルペジオだった。いま、運指練習で使っているのは海外の学校のものなのだが、非常に良くできていると思える。若い頃の自分が、いかに理にかなっていない独学練習をしていたのか思い知っているところ。

私は、大学進学の際、音楽の学科と映画の学科とを比べて、映画制作専攻を選びました。まあ、多分、その選択は正解だったと思うのだけれど。当時、父親から、映像クリエイターの方が儲かるはずだ、と言われたのが理由。

さて、初のスタジオ1人リハーサル。まずは、ストラップを忘れてしまった! あと、本番ではボリュームペダルがあった方が良いかもと思ったり。要検討。私の仕込みで2曲は用意した方が良いと思っていて、とりあえず、二曲のとっかかりはできたと思う。一つが音が歪んでいる (Distortionの意)、一つが歪んでいない。という、今のところざっくりした感じである。あと、一回、1人リハをして、その次は、Bucci さんにスタジオに来てもらうといいかもとも思い始めている。楽器でノイズの担当なので、一つの曲はいわゆるキーがないものにしたいと考えている。キーがないんだから、なんでも合うとは思うのだけれど。しかし、これまた、音楽の面白いところで。実は、音楽的なキーはなさそうな雑音でも、よく聞くと、ハーモニーは必ず存在していて。このことは、えんちゃんと鬼怒さんとのライブで教えてもらったこと。

ここに書くといいか分からないのだが、ギターを弾くようになって、いくつか変わったことがある。まずは、瞑想中に、音楽のメロディーが聞こえてくるようになった。瞑想中に、音楽が聞こえたことは、今までなかったので、どれだけ音楽から離れて暮らしていたのかと思ったり。文字を打つときのタイプが速くなった 笑。どうやら、指が相当なまっていた模様。このブログを書くのもすごく楽だったりする。

Field Book, I am a seven stringed instrument, 2023 / Photo by Shinya B / Ricoh GRIIIx

この記事を書いた人

シンヤB

アーティスト、教育者、ドラマトゥルク。詳しくは、プロフィールをご覧ください。