私 (講師本人) としては第一回目のアドビの写真セミナーは30点ぐらいだったのですが、高く評価してくれている方のブログを見つけました。励まされるのでとてもありがたいです。
「この日の対象は[Adobe Photoshop Lightroomモバイル版]で,Lightroomは,iPhoneにインストールだけして,全く使っていなかったのだが,とりあえず,アプリに入っているカメラ機能で,iPhoneでRAW撮影・現像ができることがわかった。初心者向けということだったのだが,90分の時間みっちり多岐にわたる話題で,とても忙しく面白いウェビナーだった。先生の人柄か,アドビの方針なのか,チャットが公開されていたので,ウェビナー中も質問が次々と表示されて,先生は飄々と対応されていて,自分だったらパニクってしまうだろうなと思うような状況で,的確に受け答えをされていて,器の大きさも感じさせられた。
「緊急事態宣言」33日目 | まわりぶろぐ
用意された内容はすべて見せてもらうことができなかったのだが,不特定多数向けのウェビナーは,内容もさることながら,講師の先生の人柄もけっこう重要だなと,プレゼンテーションとしての勉強にもなったので,家にいながら,いろいろと得るものが多く,受けてよかったセミナーだった。」
現在、リクエストが多かったリアル初級セミナーをアドビとのコラボレーションとして制作しています。リアル初級はアドビ会員以外の人にもオンラインでオープンにしていくとのことでした。
アドビとのコラボレーションを通して、私はいつかは写真の先生のための教科書を書くといいのかもしれないと考えるようになりました。
写真ができるようになるのは、英語を話せるようになるのにとても近いことに気づいたのです。これは楽器を弾けるようになることにも近いと思う。
英語を話せるようになるかどうかは「Think in English」できるかどうか、話せるようになった人はみんな知っていると思うのだけれど、写真もこれと同じで、「Think in Photo」できるようになれるかが鍵なんだと気づいたのです。
私の教え方は、Think in Photo に辿り着けるような道筋を作っているのだろうと思うようになりました。
Think in Photo には、二つの側面があります。一つは、「写真を読める (聴ける)」能力、もう一つが、「写真で話す (書く)」能力。
私は、「写真を読める (聴ける)」能力はすごく高くて、これは、小学生から中学生まで映画ばかり見ていたからだと思っています。小学校三年生から一人で映画館に映画を見に行くような子供でした。中学2年までは映画評論家になろうと思ってました。後は、20歳から30歳まで報道の仕事をしていたことも大きいでしょうね。
今から思うと、青山のギャラリーで開催していた「カメラに触らない写真のワークショップ」は、写真を聴くためのものだったんだと思います。
逆に「写真で話す (書く)」能力は低いんだと思っています。なんでかは分からないんですが、写真を始めた最初の頃から「なぜ写真が話さないとならないのか?」という疑問を持ってしまい、「写真で話さないようにする」というかなり面倒な方向性に進んでしまいました。だからいま苦労してます (苦笑
作例を作っていて思いますが、私の写真は自分の傷口を優しく見つめるような感じだなとも思います。でも、そんな場所からでも語りかけることはできると思うのです。