iPhone には純正 (Apple製) の SDカードリーダーがあります。Lightning – SDカードカメラリーダーと呼ばれるもので、3,500円 (税別) [2021年1月24日現在] します。最近のデジカメには Wi-Fi や Bluetooth 機能が付いているのでカードリーダーがなくても転送は可能ですが、このSDカードリーダーがどんな時に必要になるのか「考え方」を書いてみました。
Apple の Lightning – SDカードカメラリーダーの考え方
iPhone にWi-Fi や Bluetooth 機能が付いているデジカメからSDカードリーダーを使い撮影データを取り込む場合の考え方のポイントは以下の形です。
- JPEG 撮影データは Wi-Fi / Bluetooth 転送が可能だが、いまのところ RAW データは転送することができない機種が多い。[追記 2021年1月24日] ライカは新しいアプリ Leica FOTOS でこの問題を解決。
- Wi-Fi / Bluetooth 転送は便利だが、撮影枚数やカメラの機種によってはデータ転送の速度や、画面に表示する際の速さの問題があるかもしれない。
- Wi-Fi / Bluetooth 転送は便利だが、カメラのバッテリーを使わないとならない。
- Wi-Fi / Bluetooth 転送は便利だが、カメラの機種によっては画質が変わるかもしれない。
- JPEG は RAW よりデータが軽いが、JPEG は色や階調の問題があるかもしれない。
- JPEG は圧縮されているのでレタッチに向いていない、RAW は圧縮されていないのでレタッチに向いている。
まとめ — iPhone の Lightning – SDカードカメラリーダーは必要、便利 ?
- JPEG で撮影したものを iPhone に取り込む場合は Wi-Fi が便利でしょう。
- いまのところ RAW は Wi-Fi では iPhone に取り込めないので SDカードリーダーが必要です。[追記 2021年1月24日] ライカは新しいアプリ Leica FOTOS でこの問題を解決。
- iOS 12 で、Lightning – SD カードカメラリーダーを使って取り込む際の表示方法がアップデートされ、iOS 11 より快適になりました。私のように iOS 11 時代に使っていて不便だと思っていたかたも、一度は試してみることをおすすめします。