2025年5月5日〜11日(水曜閉館)10:00-17:30 (最終日17:00)
世田谷美術館 区民ギャラリーA1

「私が見るもの mad_ai_run_o_day by シンヤB」展について
私の制作は、「体験してみる」が起点になっています。珍しい存在と思うのですが、私は、写真について教えるという職を持つ人間です。写真の先生と言うと、一般的には、木村伊兵衛さんのような一流の職業写真家を指しますが、私は、そちらの先生ではなく、大学で、写真について教える立場です。
私が教えている大学が世田谷区に移転したので、世田谷区内で活動を積極的にしていくことにし、その一つが、世田谷美術館での展示です。毎年になるのか、2年に一度になるのか分かりませんが、区民ギャラリーには、A1〜4, B1~4と8つのスペースがあることから、写真による連続性のある8回の個展ができないだろうかという構想で始めてみました。
ギャラリーを使うためには、タイトルを決めて申し込まなければなりません。そこで、「私が見るもの mad_ai_run_o_day by シンヤB」というタイトルで展示の準備を始めたところ、3冊の写真集ができてきました。京都で別件の打ち合わせの後に、写真集を出版している友人に3冊のドラフトのレビューをしてもらいました。内容について的確なアドバイスをもらい、私が気になっていた二つの質問にも答えてくれます。ひとつは、登場する友人たちにいつ連絡をとったほうがいいのか。もう一つは、完成しつつある写真集を会場で見せた方がいいのか。
帰りに新幹線の中で、アドバイスにもとづき内容を再編集します。プロから学生まで、幅広く写真作品のレビューを日頃していますが、他の人のアドバイスにもとづき写真集を再編集してみるという逆の立場はとても良い体験となりました。友人たちに連絡をとり、ここで皆さんが見ている展示を作るところまできました。そして、ここには写真集自体はありません。皆さんも、完成しつつある写真集の中に、「まだいる」状態なのです。
1990年代に「私が見るもの」というテーマで、インターネットで主に文章による発表をしていたことがあり、その延長で、1999年と2000年に青山のArt Spaceで写真の個展をしました。たぶん、今回の展示は、その延長線上にあると思われます。当時の私に25年後に世田谷美術館で写真展をしていると伝えたらまだ写真とか東京とかにいるんだと不思議に思うだろうと思い、「まだいるの」を崩して、mad_ai_run_o_day (狂った人工知能が走るゼロデー)、MaD-aI-RuN-o-Dayとサブタイトルにしました。
会場:世田谷美術館 区民ギャラリーA1
住所: 〒157-0075 世田谷区砧公園1-2
最寄駅からのアクセス
東急田園都市線「用賀」駅
ご高覧いただければ幸いです。
バス:美術館行バス「美術館」下車 徒歩3分(1時間1~2本)
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徒歩:「用賀」駅より徒歩17分
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徒歩マップ(PDF)
小田急線「成城学園前」駅
渋谷駅行バス「砧町」下車 徒歩10分(約5分〜10分毎)
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小田急線「千歳船橋」駅
田園調布駅行バス「美術館入口」下車 徒歩5分(1時間 2〜3本)
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東横線「田園調布」駅
千歳船橋行バス「美術館入口」下車 徒歩5分(1時間 2〜3本)
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