Mac と iPhone ユーザーなのに Galaxy Buds Pro を使っているので感想を書いてみる

ワイヤレスなヘッドホンを試したくなった。そこで、なるべく新しいモデルがいいだろうと考え、Galaxy Buds Pro を買った。4月からアメリカの大学だけでなく日本の大学でも教えることが本格化してきて、対面と Zoom のハイブリッドと呼ばれる環境だと無線の方がいいのかもしれないと思い始めたのだ。

Macユーザとしての一般的な感想 (使い方)と音質、 Apple AirPods Pro との比較を書きたいと思う。

Galaxy Buds Pro のケースはワインのコルクと同じ長さ、色合いはケースの中とヘッドフォンはカラーチャートの「blue flower (ラベンダー)」色、ケースの外の色には少しピンクが入っている。

Galaxy Buds Pro が届いてまず感じたのは、ケースも小さいこと。写真に撮ってみましたが、ワインのコルクと同じ長さです。無くしそうだと心配になります。次に、使い方が分からないと感じました。結果としてはすぐに使えましたが、使えるようになるにはマニュアルを読む必要があり、いままでの直感や体験だけでは使い方を推測できませんでした。(当方、Mac歴そろそろ30年)

Macとのペアリングですが、ケース (充電ケースと呼ばれる) を開けた状態で Buds Pro を取り出さないでペアリングする仕様です。システム環境設定に行き Bluetooth にて Galaxy Buds Pro (278C) を選べば設定は終わり。

Mac システム設定のBluetooth

公式の「(Galaxy Buds Pro) ペアリングの方法について」には「iOS 端末の場合:Galaxy Wearable は iOS アプリ非対応です。イヤホンの機能として ANC や周囲の音(アンビエントモード)は十分に利用可能です。レベル調整やその他の一部設定を行うことはできません。予めご了承ください。」とそっけなく書いてあり焦りますが、「十分に利用可能です」と、実際そんな感じです。

さて、ここからは、公式のドキュメントを読まないと分からなかった、いくつかの仕様について。

Galaxy Buds Pro は正しく装着しないと動かない仕様

Galaxy Buds Pro は付け方があります。公式「Galaxy Buds Proを正しく使用する方法」によると、「最高の音質と正常な機能を得るには、Buds Pro を耳にしっかりと装着することが非常に重要」「イヤホンを正しく装着しないと、イヤホンが機能しなかったり、音質が低下したりする場合があります」「刻印された方向マークが見えるようにイヤホンをお手に取って、耳に挿入し、快適に収まるまで回転させて調整してください。タッチセンサーは装着された際、感知し検出されます。イヤホンから装着通知音が鳴ると正しく装着されたことが確認できます。」とのこと。

ボルドにして文字を濃くしておきましたが、正しく装着しないと機能しないことがあります。私は、これが最初分からなくて、直ぐに壊れてしまったかと思いました。「刻印された方向マーク」(方向マークとは、イヤホンに刻印されたLとかRマークのこと) が見えるようにイヤホンを手に取って、耳に挿入。快適に収まるまで回転させて調整する。なぜかというと、Buds Pro はノイズをコントロールできるので、耳に理想的な形で装着されている必要があります。そして、理想的な形で装着されると「装着通知音」が鳴る仕掛けだと考えてもらえばいいかなと思います。

Galaxy Buds Pro でノイズコントロールモードをコントロールする方法

Galaxy Buds Pro には、ANC (クティブイズャンセリングモード)と周囲の音(アンビエントモード)の 2 つのノイズコントロールモードがあります。イヤホンの長押し機能を使い、ノイズコントロールモードをONにして使います。長押し機能を使うことで、ANC>アンビエント>ANCと切り替えることができます。ONにするとヘッドホンのマイクがアクティブになると思われます。

Galaxy Buds Pro 音質、Apple AirPods Pro との比較

Galaxy Buds Pro の音質を良いと感じています。両サイドに11mmのウーファーと6.5mmのツイーターを使っていますがデフォルトはドンシャリでもなく好印象、バランス良いです。用途を選ばず使えるのではないかと考えています。音楽鑑賞としてはウーファーもツイーターも鳴りがよくなるので、少し音量が高い方が鳴り方が良いのではと思います。

音質についても Apple AirPods Pro と比較できればいいのですが、AirPods Pro を持っていないのでできません。

値段の比較としては、Apple AirPods Pro は30,580円。Galazy Buds Pro は21,780円で、eイヤホンで購入。私はeイヤホンをよく利用してます。実店舗に訪れればほとんどの機種が視聴できるのと中古販売も充実しています。

GIZMODO の記事によると、バッテリー寿命は、Galaxy Buds Pro は ANC をオンにした状態で5時間、オフで8時間、Apple AirPods Pro は ANC が有効だと4時間半とのこと。

Galaxy Buds Pro には音声検出機能やオートスイッチ機能や360度空間オーディオモードなどもあるので、これから徐々に試していければと思います。Galaxy 持っていないとできないことも多いようですが、、

Galaxy Buds Pro、網になっている部分がマイク

Galaxy Buds Pro、Mac と iPhoneの間での接続の切り替え、接続が切れた時は

使っていて面倒と思うことは、Mac で使った後に iPhone で使う場合には、Mac の システム環境内の Bluetooth から登録を「削除」し、iPhone と接続して使う必要があること。解除と接続しなくてもいったりきたりできればいいのですが。

Mac の システム環境内の Bluetooth から登録を削除

iPhone で使った後で Mac で使う場合は、iPhone の設定の中の Bluetooth にて「このデバイスの登録を解除」してから、Mac に登録して使います。

iPhone の設定の中の Bluetooth

iPhone との接続が切れたりしてうまく復旧しない時は

iPhone で使っている時に接続が切れ、繋ぎ直ったら右側のヘッドホンしか繋がらなくなってしまったことがりました。接続を解除して (登録を解除ではない)、再接続したら元に戻りました。

Galaxy Buds Proを半年使ってみての感想 (2021年9月25日に追記)

この記事へのアクセス、なんと私のサイトでもっとも多い記事となりました。Galaxy Buds Pro と Mac と iPhone 気になっている人が多いのでしょうね。それと、私のように買ってから使い方が分からない人も多いのかなと思います。沢山のアクセスがありました記念に半年使ってみての感想を書きたいと思います。

Galaxy Buds Pro を一番利用しているのは、映画やドラマを見る時です。一人で見ることが多いので、少し大きめのボリュームで見るときは家族のじゃまにならないので良いです。それと外で音楽を聴くとき。どちらもとても満足しています。

Zoomでの使用も快適でした。ワイヤレスだとコンピュータから離れることもできるので、家から会議だと台所にコーヒーを取りにいったりということができます。これもワイヤレスにしなければ気付かなかったでしょう。

一つだけ問題点がありました。それは、長く使うと耳の中が蒸してくることです。コロナ禍でイヤフォン・ヘッドフォン利用者への調査によると 50%の人がヘッドフォンの利用で「耳の中がかゆい」を体験しているようです。Galaxy Buds Pro は密閉度が高いので、「耳の中がかゆい」が起こりやすいのではないかと思います。

愛方さんが骨伝導イヤホンを使っていて快適だと言っていたのと、写真家仲間で大学の教授でもあるShioさんが良いと書いていたので、AfterShokz「OpenComm」を購入し、Zoomの授業や会議はこちらを使うようになりました。

家で映画・ドラマ、そして外で音楽を楽しむときは Galaxy Buds Pro。ZoomはAfterShokz「OpenComm」という組み合わせになりました。家で音楽を聴く時はスピーカーから流しています。コンピュータに繋いでいるのはBoseです。

二つのヘッドフォンで4万円の出費ですが、3年使えれば月1120円の出費ですので、許容範囲かなと考えています。また6ヶ月経ったら何か書くかもしれません。

みなさま、沢山のアクセスありがとうございます。

(追記終わり)

さらに Galaxy Buds Pro 情報が欲しい方へ。以下の記事は参考になりました。

マニュアルは以下のページからダウンロードできます。

この記事を書いた人

シンヤB

アーティスト、教育者、ドラマトゥルク。詳しくは、プロフィールをご覧ください。