音楽ライブの作り方、朗読テキスト〜ロールオーバー

2月8日(金)に開催される山中透+スナッチ+石川智久との音楽ライブの制作が続いています。シークレットゲストとして出演していただく方に朗読をしてもらおうと山中から提案があり、シンヤがテキストを書くことに。写真展の作業と並行して行うことになったこともあり、なかなか書けなくて、3日ほど苦しんだ後に、スナッチとの会話を思い出し、ROLL OVER BEETHOVEN の出だしを引用して書くことに。こんなテキストを書きました。シークレットゲストの方の朗読は素晴らしいので、いまから楽しみです。

ロールオーバー

手紙を書いています

もう一度見たいパフォーマンスがあって
メトロのDJに 手紙を書いているのです

あの曲を もう一度かけて欲しいのです

また 感じたいのです
興奮が 忘れられないのです
分かりますよね クラブを揺らす振動の音

心には 心を
魂には 魂を

いつも なにかがもの足りない
いくら叫んでも もの足りない
だから 転がり続けている
だから 生き続けている

必要なら
アイツを呼び出して 一緒に踊りましょうか

必要なら
あの曲を もう一度かけましょうか

すみやかに あなたに忠告します
そこには 仲間を連れていかないで

自分の魂を食べるだけ
失うものなどないはずだった

知ってるだろ
アイツは振るえるように踊ってた

自由自在に振る舞った

そして 私たちは転がり続ける

命が尽きるまで
音楽は鳴り続けるのですから

ロールオーバー

この記事を書いた人

シンヤB

アーティスト、教育者、ドラマトゥルク。詳しくは、プロフィールをご覧ください。