ブログ「ワタシガミルモノ」では、フォントについて何度か取り上げているので、今回の案内状のフォントについて少し書いておきたい。これを書き始めて気づいたが、まだ愛方さんに見せていないので直しが入る可能性がある (笑 愛方さんは本のデザインなどの仕事をしているのでフォントにうるさいのだった。
それと、この間、英語の文章を書いていて気づいたのだが、日本語ではフォントと書いているが、英語の場合はタイプフェイスと書くこともあるので、フォントの話というよりも、書体の話とするべきなのかもしれない。タイプフェイスとフォントの違いについても書きたいのだが、長くなるので次の機会にする。
さて、Compathy 写真展の案内状のフォントは以下のような形になった。使ったフォントは3種類。
これらの書体の紹介をしておくと。
凸版文久ゴシック
2015年生まれ。凸版文久体は、凸版印刷のオリジナル書体「凸版書体」をリニューアルして作られた書体。横組み専用の書体で、文章を読むリズムを演出する目的で抑揚のあるデザイン、他のゴシックとはでっぱりが逆になっているのが特徴。
游ゴシック体
2008年生まれ。游ゴシックは游明朝と一緒に使うことを 想定して作られたベタ組み (横組みも縦組みもできる) 書体である。カーブの丸みが緩く、余白がコンパクトで、角が丸くなっているのが特徴。
Futura (フーツラ)
1927年生まれ。バウハウス系統のフォント。幾何学的な要素(正円、正方形、三角形)をベースにしたデザインで、小文字が縦長なのが特徴。
案内状にこれらの書体を選んだ理由
ゴシックを二種類混在することで、見た目のちょっとした差別化を作りだしてみた。游ゴシック体は他のゴシックと比べて優しい感じがするので、差別しやすい。しかし、縦も横にも使えるフォントなので、文字詰めがそれなりに面倒。余談だが、「スターバックス」のカーニング (文字詰め) は難しいと感じた。
Futura を使ったのは、iPhone 写真術のイメージに合っていると感じた為。Futura なかなか使い勝手がありそう。しばらくは自分のデザインには、Futura を使うことにしたいと思っている。
凸版文久ゴシックには期待していて、使いこなしたいフォントである。游ゴシック体と混在にすると、なんだかとても特徴的なんだなーと感じることができた。思っていた以上に癖があるということなんだろう。
これらのフォントは最初から入っている Mac 凄い
今回の DM、MacBook Pro で、特急あずさの車内で作業したのだが、Illustrator も使いやすくなっているし、Adobe Fonts がある環境ということもあり、なんだか随分とデザインするのも楽になってきたなーという印象。
今回使ったフォントは、どれもMacに最初から入っているフォントで、それも凄いよなーと思った。こちらで Mac に含まれているフォントのリストを見ることができる。
愛方さんからデザインの直しが入る
直しのポイント
- 地図のフォントサイズ大きすぎる
- 写真展タイトル目立ってない
- スタバ情報のテキスト小さくできる、まとめられる
これらのポイントを反映させて直したデザインが、こちら。さらに 紙に出力して調整する予定。
Compathy 2019
シンヤB写真展
2019年2月2日 (土) – 3月3日 (日)
08:00 – 23:00
Neighborhood and Coffee
スターバックスコーヒー池尻2丁目店
東京都 世田谷区 池尻2-27-7
池尻大橋駅 / 南口 (東急田園都市線) 徒歩4分
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