すべてがすべてであるかぎり、アートにはやどらない

(1行ブログ)

火曜日は、大学がスケジュール調整日として休講扱いだったので、アート学科の学生たちと、銀座で展示巡りをした。帰りに「アートは、どこにあるのか?」という言葉がふってきたので、ヨガスタジオに向かう電車の中で1行ブログを書き始めた。

エルメスで展示されていたインスタレーション作品の空間に、アートがあった。

資生堂ギャラリーで展示されていた作品の光の中に、アートがあった。

ギンザ・グラフィック・ギャラリーで展示中の作家さんのステートメントの中に、アートがあった。

ギャラリー小柳に展示されていた作品の線の積み重ねの中に、アートがあった。

メモ:

メゾンエルメスでの「曖昧な関係」展、アンヌ・ロール・サクリストさんと、ナイル・ケティングさんのインスタレーション作品は秀作で、作品同士を比べても面白いと感じたので、会場にて学生たちに少しだが解説を試みた。私たちが、インスタレーション作品を体感するには好例でした。アンヌさん、ナイルさん、ありがとうございます。とてもお勧めな作品です。2月26日まで。

メモ2:

エルメス>ギンザ・グラフィック・ギャラリー>資生堂ギャラリー>3Dドールショップ>G8>ソニー>ギャラリー小柳、というルートをめぐり、学生たちとわかれ、東京駅近くの友人のグループ展に顔をだして、ヨガに向かう。というふうに書き始めたのだが、必要なさそうな文章と感じたので、メモに移動した。

セルフィ:

ものくろのもくもく:

(Facebookにポストしたときのコメント)

2月14日のブログ。1行ブログだが、タイトルも、内容も、その場の思いつきである。ポストするときに少しは直すが、これは、音楽の即興演奏に近い気がする。これって、どこかで、、と感じていたのだが、「私が見るもの」を書いていたスタイルに近いと気づいた。なるほど。1行ブログとは、そいう方向性のものだったのか。

ものくろコーチが、「ブログは1行でもいい」と私に言ったのも、きっと思いつきのようなものだと思うが、どうやら、ブログに書き込む思いつきというのは、思っていた以上に奥が深くなる予感がする。と書いているこれも思いつきだが、この「思いつき」は、インスピレーションと呼ばれるたぐいのものなのだろう。

via PressSync

この記事を書いた人

シンヤB

アーティスト、教育者、ドラマトゥルク。詳しくは、プロフィールをご覧ください。