WordPress のことを何も知らない
ブログを書くときに弊害の一つになっていることとして、 私は 今まで WordPress のことに無知(というか無関心)で、これが、私と私のブログの間に距離感を作っていたことに、ブログを休んでみたら気がついたのです。カメラの使い方を知らずに、写真を撮っているようなもの
どうやら、私にとっては、 WordPress を知らずにブログを書くことは、「カメラの使い方を知らずに、写真を撮っているようなもの」だったようです。ブログを書けば書くほど、違和感が大きくなっていきました。自分が楽しくて、良い写真が作れているなら、全てオートで写真を撮ることを否定しませんが、写真の先生としては、自分らしい写真を作っていくには、カメラの操作や仕組みを覚えることは必須だと考えるべきだったのでしょうね。WordPress が吐き出すコードが好きではありませんでした
私は WordPress が嫌いというか苦手だったことも書いておかなければなりません。もともと、手打ちの HTML で、 Hyper Journal を書いていた私としては、 この自動で html を吐き出すシステムは、窮屈に感じていたのです。そして、私は、 WordPress が吐き出すコードが好きではありませんでした。綺麗ではないと感じていたし、 heading の扱いや、文書構造のあり方に知性を感じられないでいました。WordCamp Tokyo に参加
そんな私に変化をもたらしたのは、 WordCamp Tokyo というイベントに参加したことが発端でした。WordCamp では、コントリビューターズデーという、参加者が WordPress のために貢献、ボランティアをする時間が設けられています。私は、 WordPress まわりの翻訳をお手伝いしました。それ以来、 WordPress の翻訳をボランティアで少しづつ続けています。コミュニティの方とも繋がりができて、翻訳関係の WordBench 東京(ミートアップ)や新年会にも参加するようになりました。 面白いもので、 WordPress 関係のことを始めると、友人から WordPress を助けてほしいとか、ブログを始めたいので手伝ってほしいと言われるようになりました。そして、 WordPress コミュニティの人と話しをしていると、自分が WordPress を知らないことに違和感を覚えるようになりました。 タイミングというのは訪れるもので、ブログを書かない間、二人の友人のサイト立ち上げの手伝いをしました。一つは、 WordPress.com にて。 WordPress.com でサイトを作ったことがなかったので、この経験は新鮮でした。そして、 Automatic 社のことを知ったのも、このことがきっかけでした。 もう一人の友人のブログは、最初から全て立ち上げるのを手伝いました。自分が構築したサイトで友人がブログを楽しく書いているのを見るのは体験したことない感覚、気分でした。 そして、気になっていたこともあり html の歴史や、html 4 、html 5 の仕様書を読んだりしていました。私が e-mail のアカウントを始めて持ったのは、1992年。これは、 temple.edu のメールですが、卒業した後も教員を続けることになったので、いまだに使っています。hyper journal(インターネット日記)を書き始めたのが、1995年。日記猿人を立ち上げたのが、1996年。だから、この辺の html の歴史とは一緒に育ってきた感覚があります。 WordPress に関することも、少しづつですが読み始めました。翻訳に関わっているので、読んでいるものもあるのですが、それでは十分とは言えず、パズルを埋めていくような感じで、少しづつ読み進めています。