(メッセージと呼ばれているが、原題は「Arrival」[到着]、「メッセージ」と呼ばれる映画を、2度目に見た後のメモ)
原作の「あなたの人生の物語」に思い入れが強い人や、SF映画好きの人には、つまらない映画になったのかもしれない。何を隠そう、私もその1人だった。
しかし、見終わったあと、なにか引っかかるものがあった。
実は、この作品、IMAXで見たかったので、まあ、もう一度、IMAXで見ようか、と考えていた。しかし、調べてみると、IMAXでは上映がおこなわれていなかった。
普段なら、ここで、この話は終わる。
しかし、そろそろロードショーが終わりになりそうな今週、駆け込みで見たとする方のポストを読むことになった。読んでいると、また、なにか引っかかるものが戻ってきた。
少し時間が空いたので、気分転換もかねて、2度目を見にいった。
ストーリーの展開はわかっているから、ゆっくり見ることができる。セリフも、一つ一つ吟味できた。
そして、見はじめて、すぐに引っかかった理由に気づいた。「メッセージ」の主人公ルイーズの体験は、私の311の体験に重なるのだ。
ルイーズのように、311が起きたとき、私も、大学で授業をしていた。
この先、書くと長くなりそうだが、、
私の311の物語は、3月10日に、iPhone4で、空の写真を撮ったことから始まる。下の写真である。このあと撮り続けたら、色々なことが起きていった。アルバムになっているので、続けてみることができる。
iPhone4で撮影した作品だけで展覧会をすることになったり、それが、RICOH THETAへと繋がっていったり。そして、「メッセージ」と呼ばれる映画は物語の終わりを迎えたが、311には終わりがやってきていないと思った。
2011年3月10日の私は、何も知らなかったはずだった。いま、この写真を見ても、不思議な気分になる。
さて、、 原作にでてくる「フェルマーの原理」はどんな感じだったのか思い出したくなったので、この後、もう一度、原作を読むことにしたい。