意識と無意識のはざま その2

そこで、私は、アイディアや問題の解決策が浮かんでくる状況を覚えておくようにした。集中して作業している時もアイディアは浮かんでいるのだが、それらは、私が求めている閃きの質とは違うと感じていた。

そして、状況は、2つに絞られる。シャワーを浴びているときと、目覚める瞬間の2つ。

授業でも、こういう話はしていて、発想のきっかけとなるイベントをトリガー(引き金)と呼んでいる。聞いてみると、いくつかパターンがあるようで、私のトリガーは、朝のシャワー。

しかし、目覚める瞬間に関しては、自分では、イベントとしてコントロールできるとは思えず、トリガーとは考えていなかった。

朝のシャワーがトリガーと分かってからは、夜に、無理やりアイディアを練るというようなことはしなくなった。早めに寝て、朝に備える方が有効と割り切れるようになったのだ。この気づきは、後々の、私の生活スタイルを大きく変えていくことになる。

(つづく)

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この記事を書いた人

シンヤB

アーティスト、教育者、ドラマトゥルク。詳しくは、プロフィールをご覧ください。