3日間の断食、初日午後

断食だが、午後2から5時ぐらいが、少しきつかった。頭が少しボーとしてくる感じなのである。この感覚ってどこかでと思ったら、タバコを禁煙していた時期ににているような気がしてきた。

もしかして、エネルギーが足りないのではなく、デトックスしているような状態なのかもと思い始めた。

そして、夜は、社会人の写真のクラスがあった。頭がボーとしている感覚は薄れてきたが、少しお腹が空いてきた。授業は午後9時半まで。普段なら授業が終わったら何を食べようかと考えながら気をまぎらわす状況だが、それは叶わない。しかし、仕事の間に、仕事が終わったらなにを食べようかと考えるのは、一種の逃げなのではないかという連想が起きる。

仕事の後になにを食べようかと思うのは、一種の逃げというのは面白い気づきだと感じた。

断食をすると、どれだけ食に関して時間を使っているかと驚いてしまう。食べるという行為は、人生を豊かにもするが、複雑にもしている。

質素な食事を美徳とした、昔の人々の感覚は、あながち間違っていなかったのかもしれない。時代的に贅沢ができないからと考えていたところもあったが、違うのかもしれない。

この記事を書いた人

シンヤB

アーティスト、教育者、ドラマトゥルク。詳しくは、プロフィールをご覧ください。