Gutenberg Meetup Vo.2 に参加してきた

WordPress の Gutenberg Meetup Vo.2 に参加してきたのでメモ

  • Gutenberg とは、 WordPress (ブログを書くアプリ) の次の仕様、バージョン 5.0 につけられたプロジェクト名。全くコードを書かずにリッチなコンテンツを WordPress 上で作れるようにすることを目標としている。現在の WordPress のバージョンは 4.9。
  • プラグインをインストールすれば、現状の Gutenberg を使うことができる。これを書いている、5月11日現在、Gutenberg プラグインは 2.8。なんとか動いているけど、まだまだな感じ。つまり、まだ未完成である。
  • リード開発者は、Matias Ventura さんで、ディフォルトのテーマを作っていた人。
  • Matias さん、2018年5月4日の What’s new in Gutenberg? (May the 4th) にて

Things are going well on the road towards completing the first phase of the editor project. Most of the work is centered around polish, getting things ready for merge, and tightening existing APIs.

  • と、第一段階の完了に向かい順調だと述べている。今月の仕事は、ポリシュ(研磨)とマージへの準備と既存のAPIの確認作業だったとのこと。ここだけ読んでると、なんだかすぐにリリースされそうなんだけどw
  • さて、Gutenberg Meetup Vol. 2 では、登壇者の発表の後、意見交換の会となり。5.0 のリリースは、 WordCamp US が行われる、12月7-9日の前が、現実的な目標になるんじゃないかと予想がでていた。
  • お客さんが、間違えて Update してしまったりとか予想できるという話から、、、重要なのは、制作者としては、5.0 がリリースされたらどう対応するのかを、今のうちに話し合っておくことという話がでた。
  • 全てのプラグインがすぐに対応とならない可能性もあるし、そもそも対応しないプラグインやテーマもでてくるだろう。そうなると、大きいサイトなどは、とりえあずは 4.9 のままでしのいでいくのが懸命と考えるだろうし、6.0 がでたら考えるというような、、3年ぐらい 4.9 のままのサイトとかも普通にでてくるだろうし、もちろん、予算の問題で、 Update に対応できないケースも予想できる。
  • 5.0 の検証をどうやっていくかは、ちょっとまだみんな具体的な考えがまとまってない感じだった。
  • 現在の Gutenberg プラグイン上での、ショートコードの問題も話題にでた。
  • Gutenberg の埋め込み機能と、既存のテーマとの相性も話題にでた。
  • そして、リリースされてしまうと、 5.0 で作るべきなのか、 4.9 で作るべきかという判断も、制作者はしないとならなくなるので、心配や悩みはつきない雰囲気で Meetup は終了。
  • 私は、現在、 Gutenberg プラグイン 2.8 と 4.9 を行ったり来たりしながら作業しているので、「 Gutenberg の恩恵」と「 Gutenberg の不便さ」のバランスについて発言してみた。つまり、恩恵については、まだちゃんと動いていないので、もちろん不満があるが、しかし、「恩恵」にも大いに期待していて、恩恵を受けるべき機能がいつ「不便さ」を乗り越えるのかが気になるところ。
  • (水面下では、GDPR 対応の 4.9.6 の作業がバタバタと進んでいる)

この記事を書いた人

シンヤB

アーティスト、教育者、ドラマトゥルク。詳しくは、プロフィールをご覧ください。