シャッタースピード、絞り、ISO値の一覧、一眼デジタルカメラの1/3段設定 | シンヤB iPhone 写真術

(プロセス)

大学で教えている1年生の写真の授業で HDR の演習を一週間するのだが、ブラケットをする際の「1段」をどう考えればいいのか困っている学生がいたので、1/3段のシャッタースピード値の一覧があれば良いのにと思った。

(ロジ)

「Sony α7 II 、シャッタースピード、一覧」とググれば、一覧があるだろうと思ったが、見つからなかったので、自分で制作。私のように探している人がいるかもと思ったのでブログにしておくことにした。

シャッタースピード値、絞り値、ISO値一覧、一眼デジタルカメラの1/3段設定

赤い字は、フィルム時代に、レンズやカメラに表示されていた標準的な1段の単位が分かるように赤にしてある。

この一覧を作るにあたり、カメラは、Sony α7 IIを使用、レンズは、Carl Zeiss Sonnar T* FE 35mm F2.8を装着し、数値を書き出した。

ちなみに、1段とは「光の量」のことで、1段 増やす (シャッタースピードでは次に遅い/スローな赤い数字) と光の量が倍になる、1段減らすと光の量が半分になるようになっている。英語で1段は、1 stop (ストップ) という。

デジタルカメラの1/3段のシャッタースピード値

BULB, “30, “25, “20, “15,”13, “10, “8, “6, “5, “4, “3.2, “2.5, “2, “1.6, “1.3, “1, “0.8, “0.6, “0.5 (1/2), “0.4, 3, 4, 5, 6, 8, 10, 13, 15, 20, 25, 30, 40, 50, 60, 80, 100, 125, 160, 200, 250, 320, 400, 500, 640, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3200, 4000, 5000, 6400, 8000

メモ: 「”」はそのまま秒となる。例: ”15=15秒、”0.4=0.4秒。「”」がない場合は、分母の数字として使い秒になる。例: 3=1/3秒、8000=1/8000秒。

デジタルカメラの1/3段の絞り値

2.8, 3.2, 3.5, 4.0, 4.5, 5.0, 5.6, 6.3, 7.1, 8.0, 9.0, 10, 11, 13, 14, 16, 18, 20, 22

メモ: こうやって書き出してみるといろいろと面白い気づきがある。フィルム時代は、F5.6が真ん中で、標準という呼ばれ方をしていた(たぶん、いまも光学的にはそうだろう)。機能としては、F2まであれば良いが、F2.8だとバランスが悪い感じがしてくるし、逆に、案外、F8.0を真ん中と考える方が、被写界深度的には良い可能性もある。

デジタルカメラの1/3段のISO値

50, 64, 80, 100, 125, 160, 200, 250, 320, 400, 500 640, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3200, 4000, 5000, 6400, 8000, 10,000, 12,800, 16,000, 20,000, 25,600

メモ: フィルム時代に、一番早いフィルムは、ISO 3200だったと思う。いまでもILFORD DELTA 3200は製造されているようだ。その昔は、ISO 25のフィルムも製造されていたが、いまは製造されていないようだ。

 

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この記事を書いた人

シンヤB

アーティスト、教育者、ドラマトゥルク。詳しくは、プロフィールをご覧ください。