「月間100万PVブログの作り方セミナー by 立花岳志さん」で気づいたこと
(プロセス)
5時間を使っておこなわれた、カウンセラー・作家・プロブロガー 立花岳志さんによる「月間100万PVブログの作り方セミナー」に参加してきた、このセミナーは、立花さんがブログについて、最初から最後まで全て話してしまおうと試みるセミナーである。
(ロジ)
セミナーは、こんな感じの展開だったと感じた。過去のDoing >> ゲスト登場 >> 現在のDoing+Being >> 未来のDoing+Being。セミナーの後になるほど、Beingの方が強くなるというか大きくなっていく印象を受けたが、これは、意図的ではなかったのかもしれない。
まずは、いろいろなゲストの話を聞いていて驚いたのは、私のいまの生活には、ブログを書くための時間をやりくりする時間さえないのだと気づいたこと。正直、自分でも自分の時間のなさに驚く。
トリゾーさんの、「パターン化」するという言葉が響いた。私は、ブログにおいては、コンテンツをパターン化させるのが好きではないことに気づかされたのだ。クリエイターとしては、いつも自由に描きたいという癖のようなものがあり、これは、『私が見るもの』を書いていた時代から引き継いでしまったレガシーなのかもしれない。意図的にパターン化していくと面白いかもと考えるようになった。
シズさんは、いつも読ませていただいていて、いってみれば、ブログのファンなので聞いていて楽しかった。
ブッキーさんの、「世界の平和のため」というフレーズは、印象に残ったし、この日のキーワードとして展開されていった。
そして、ものくろコーチが、堂々と、180名の参加者を、まっすぐ見つめて、「ものくろキャンプ」について話す姿から勇気をもらった。かっこよすぎるぞ、ものくろコーチ!!
5時間の講座、熱量が徐々に過多になり、全ての内容を紹介できない状況になった。それでも、てぃーたち(立花さん)は慌てなかった。「この部分は飛ばします、全部、紹介できなくて申し訳ない、私の実力不足」といいながら、淡々と、クロージングに持っていった。
この飛ばしてしまうという段取りで、セミナーのテンションがさがらず、これは、凄いことが起きているぞという感覚が、後半に生まれてきた気がしている。なんだか頭の中が、コンサートがどんどん盛り上がって、力が満ちているような状態で、このぐわんぐわんしている状態は、どうなるんだろう、、と思っていると、最後に、質問、問いに答えるように言われる。10分使えるそうだ。
「問いをたてると、答えを見つけないといけない」と説明があり、配られていた質問の紙に答えを書いていくことになる。
確か、司会の方が言ったのだと思うが、「10分ではなにも降りてこないと思いますが、、」と聞こえたとき、あー、これは、多くの人が重要なことを書くことになるのかもしれないと感じた。そして、多くの人が、粛々と、黙々と、問いに答えていた気がする。
セミナーの中で、もっとも静寂な瞬間が生まれていた。瞑想のワークショップで、全員が瞑想に入った瞬間のような。180人が一瞬いなくなったような、、
ありがたいことに、私は、いままで乗り越えられないでいたものへの答えというか、きっかけが、簡単に、するするとでてきた。そして、これは、気づきというよりも、なんかでてきたという感覚。
思うに、参加者は、5時間ものブログというものだけにフォーカスされた熱量を一方的に受け取っていて、そして、最後に、10分間、アウトプットすることを求められる。この状態で、なにもでてこないわけがないのではないか。てぃーたちがブログについて、最初から最後まで全部を話してしまおうと試みるセミナーであるから、この状態は、こちらも、いいわけができなくなるのではないか。あはれ。
てぃーたちの、この8年ほどの大活躍を近くで見ていたし、大学で一緒に授業をしてもらったりもした。私自身、受講者になって、彼のセミナーも受けたし、可能な限り、Dpubにも参加してきた。しかし、私の中には、なにか、もやもやしたものがいつも残っていた気がする。それがなんだったのかと問いかけると、「ものたりない」という感覚だったようだ。私が知っている立花くんは、もっと突き抜けていたはずだ、そんな感覚。
そして、あることに気づいた。私は、最後の10分の問いに答える瞬間、「ものたりていた」のだと。