フィルムカメラを購入 Leica M6 TTL 0.85

(なんってこった、1ヶ月メモを書いてなかったようだ!!)

フィルムカメラ探し、時間切れかも」というメモを、5月に書いた。そして、時間切れとなった。

実は、この時、たぶん、ほっとけば、そのうち見つかるだろうというような、感覚があった。

私が探している、「Leica M6 TTL 0.85 Black」は、すでに製造が終わっているし、中古市場でも人気機種のようで。実は、どこにも売っていなかったのだ。そして、ただ、なんとなく、まあ、そのうち、突然、新品同様のようなものに出会い電撃購入するんじゃないかなどと、妄想していた。

なんとも、5月は、あんまり出会いがないような月に感じていたことが大きい。そういうことになっているなら、きっと、6月になれば、出会うだろうというような感じ。

そして、その日は、6月7日にやってきた。別件で探し物をしていたら、見つけたのだった。いわゆる、デッドストック。

しかし、いくつか、予想外のことがあった。

見つけたモデルは、自分が探している機種以上にレアなものだった。本当に新品+レアだったので、想定していた額より少し高かったが、まあ、本当に新品で、12ヶ月の保証もついていたので、OKとした。

家に持ち帰り、しげしげとカメラを眺めていると、このカメラは、博物館に展示されるべきものなのではないかと思えてきた。

17年前のカメラなので、調整のためにシャッターは切られているが、それ以外では、まったく使われた気配がない。そして、ライカという会社が、200台だけ特別に作った中の1台だった。

これは、一応、開封の義のような撮影をしておかなくては、と思う。おかげで、使えるようになるまで、少し時間がかかる。まったく、いろんなことがあるなー、生きていると。

それは、写真を撮りたいのだ。

それは、写真を撮るべきなのだ。

それは、写真を撮るために生まれてきたのだ。

iPhone 7 Plusで開封の義的写真をとっていると

Shoot to live.

と、かすかな産声が聞こえたような気がした。

この記事を書いた人

シンヤB

アーティスト、教育者、ドラマトゥルク。詳しくは、プロフィールをご覧ください。