WordPress のコアチームから、WordPress 5.0 のスコープとスケジュール提案 がアナウンスされました。提案の冒頭はスコープ (範囲) について記してあります。
- WordPress 5.0 の焦点は、Gutenberg ブラグインを本体にマージすることである、さらに、以下の二つの開発が追加される
- ブロックエディター用の標準テーマが必要となるので、Twenty Nineteen を新しく制作する
- 「Gutenberg プラグインを削除してもらう」「Classic エディタープラグインの新規追加を勧める」をアップグレードの際にユーザーができるように整える
WordPress 5.0のリリース日程について以下の提案がされています。日程はアメリカ時間です。
ベータ 1: | 2018年10月19日 |
RC 1: | 2018年10月30日 |
リリース: | 2018年11月19日 |
さらに時間が必要になる可能性があるので、最大で8日までの遅れは許容します。9日以上遅れることになった場合は、以下のスケジュールに切り替えます。
二次予定 RC 1: | 2019年1月8日 |
二次予定 リリース: | 2019年1月22日 |
もし二次予定になった場合は、なるべく早くお伝えします。もう一つ重要なことに、PHP 7.3 互換性 のためのアップデートを2018年内に行わないとなりません。そのために、4.9.9 のリリースが必要になってくるかもしれません。
WordPress 5.1 のリリースは、2019年3月の予測をしていて、ブロックエディター以外の機能を追加できるように立ち上げる予定です。
WordPress 5.0 のスコープとスケジュール提案
翻訳 by シンヤB
提案のコメント欄には反対意見も多く書き込まれています。反対意見の内容をまとめると。11月19日は、
- ブラックフライデーの4日前である
- 感謝祭 (11月22日) 休暇の直前であり、クリスマス休暇の前である
- WordCamp US (12月7〜9日) の前である
反対理由としては、ブラックフライデーとクリスマスは、アメリカの EC が忙しくなる時期なので、混乱が起きるようなことは避けてもらいたい。多くの WordPress 界隈の人々が家族と休暇をとる時期であるので、クライエントのサポート対応ができない時期はさけてもらいたい。サポートを仕事としているコミュニティメンバーは対応に追われて、WordCamp US に出席できなくなる。
反対意見を書いている人は、いまの時点で、二次予定の2019年1月22日のリリースを希望中。
反対意見に対して、コアチームからのリプライ (返事) も書き込まれています。それによると。
- 世界規模で考えると、リリース日をいつにしても、どこかの国の休暇の前になるでしょう。1月にすると、旧正月の前になってしまいます。
- あなたには、二つのオプション (選択肢) があります
- あなたが、自分やクライエントのサイトを管理する立場にいるのであれば、準備ができるまでは WordPress 5.0 にアップグレードしない
- もしクライエントが自分でアップグレードをしてしまう心配をしているのであれば、4.9.8 に Gutenberg と Classic エディタープラグインをインストールして、いまのうちにテストをすることが出来ます。予想通り動くのであれば、Classic エディタープラグインをクライエントのサイトにインストールしておけば、5.0にアップグレードされてしまっても、Classic エディターがそのまま標準エディターになります。(もし、サイトが予想通り動かない場合は、バグレポートを提出してください、直したいので)
- このどちらかで対応できないのであれば、それについても教えてください
私は、すでに Gutenberg に切り替えているので、このブログ、ワタシタミルモノは大丈夫と思いますが、、 いよいよ新しいバージョンにという感じになってきました。確かに、11月にリリースされると、年末進行ということもあり、制作の方々は大変になるでしょうね。
またなにか新しい情報があればお伝えしたいと思います。