iPhone 8 Plus から True Tone ディスプレイが搭載された。 True Tone は、 iPhone の画面にかかっている光の色温度を測定して、スクリーンの色合いと明度を調整する機能。
気づいていないかもしれないが、蛍光灯の下で iPhone を見ると蛍光灯の光の色が写り込んでしまう。その写り込みの色をディスプレイから差し引いて表示することで、いつでも色を一定に見えるようにする機能が、 True Tone だ。
素晴らしい機能だが、写真のリタッチを iPhone でしている私としては、不安にもなる機能だ。スクリーンの色合いが、自動的に変わっていってしまうと思うと恐ろしい。そこで、壁紙の色を判断しやすいニュートラルな状態に設定することにした。下のように、グレーにした。
このニュートラルなグレーの状態にしておくと、色合いに敏感な状態を保てるし、目にも優しく、 True Tone がどう作用しているのかも判断しやすいのではと考えた。今の所、結果は良好だ。ストレスなく使えている。
True Tone も、ストレスなく使えている。家で、 iPhone 7 Plus と一緒に使っていると、7 Plus の方が、より青く見えるので、8 Plus の方がより綺麗に表示されているように感じている。他のブログを読むと、8 Plus の方を黄色ぽく感じる人もいるようだ。
ちょっと、この現象を解説しておくと、RGB(コンピューターやデジカメが表示に使っているカラーモデル・表現法)では、青と黄色は補色(反対色)の関係で、青く見える、黄色く見えるは、B(Blue・青)のチャンネルがどちらかに偏っていることを示している。個体差によって起こっていることも考えられるし、判断する人、場所によって違う可能性も考えられる。ちなみに、青い場合は、黄色を足すことでニュートラルにでき、黄色い場合は、青を足すことでニュートラルにできる。
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