12月17日(日)に、一眼・ミラーレスでRAW撮影、iPhone/iPadで現像「ハッピーiPhone 写真術」ワークショップを開催するので、ミラーレスでの撮影を続けたい。そこで、17日までに、1000枚、ライカの50mmで撮影したものをInstagramにポストすることにした。ーー ライカ50mm、千本ノック
なんとも、締め切りに追われて撮影しているような感覚は、久しぶりの気がする。私の写真のクラスの生徒さんたちは、こんな気持ちなのかもと思ったりする。私の場合は、朝から晩まで、自然に、時間があれば撮影する人なので、あんまり焦ったりすることがなかった。この、追いかけられているような感覚は懐かしい。いまの私に必要だったのかも。ロイター通信社にいたころは、毎日、こんな感じだった、などと思い出す。当時の私の担当は、撮影ではなくて、デスクと編集だったけれど。
2週間で1000枚と言ってはみたものの。計算してみると、1日、71.4枚! これは確かに大変だ。しかし、挑戦しがいがある数。けして、無理ではないはず。どうなるか楽しみ。
いつもと何が違うかというと:
- 普段なら他の人に見せない写真もポストすることになる。
- 普段なら撮影しないタイミングやモノを撮影することになる。
- 50mmレンズとの一体感が、どんどん増してきている。
昨日ポストした枚数は、16枚。その中から、私の一枚を選ぶと、下の写真になると思う。
大学からの帰り道、家の近所では、立て直しの工事をしているところがいくつかあって、その工事の質感のようなものを撮りたいと、前から思っていたら、光が綺麗に射している風景があって、カメラを向けた。50mmだから近すぎて、風景にはならなかった。抽象的な構図にして、フェンスがボケるように設定し、一枚、二枚、と撮影すると、タクシーが通りがかり、テールランプの赤い光がフェンスに写りこんだので、そこでも一枚撮ったら、この写真ができた。
構図の三大要素の一つに、偶然性を私は入れているけど、その偶然性によりできた一枚。
しかし、私の生徒たちが、夜の東京の撮影をよくしているのだが、最近のセンサーは感度がいいのので、夜の東京の光は、いろいろと新しい発見がある、なるほど、これが面白くて、生徒たちは、夜な夜な、カメラと東京散歩に出かけているのか、などと思った。