(プロセス)
おかげさまで、ブロガーのためのiPhone写真術ワークショップ第一回は、満席となった。思ったより早く満席になったので、参加者の方々のブログを研究する時間が生まれ、レビューをすることができた。共通する課題が見えてきたので、基礎にできるかもと思い、ポイントをまとめてみることにした。(アプリとか、他のものも書いているのだが、こちらが先に書き終わってしまったので、とりあえずアップ)
(ロジ)
意図的にコントロールするべき改善ポイントとして
アウトプット(出版)
- 写真の縦横比
- ファイルのピクセルサイズ
- ファイルの種類
- ファイルの大きさ
これらは、ブログに掲載するさいにコントロールが必要となってくるので、アウトプットとして別のポストとして扱う。
インプット(撮影)
- 光源との調和(ホワイトバランス・色調補正)
- 止めやすさ(シャッタースピード・開閉速度)
- 感じやすさ(感度と不快度・ISO感度)
- 明るさ(ブライトネス・露出補正)
なんだか上手く写らなかったと感じるのは、これらのポイントが理由だ。考え方を記してみる。
iPhone写真術レッスン・ブログ写真の撮り方: ホワイトバランス、シャッタースピード、ISO感度
iPhone写真術・ホワイトバランス
光源との調和について。
単純に考えると、カメラというものは、モチーフ(対象)が反射した光をとらえる箱である。
気にしてもらいたいのは、光の元である「光源」。なぜかというと、毎回、光源の色は変わりつづけるからだ。
ここでいう光源とは、太陽、蛍光灯、電球、LEDライトといった、光をはなつもののこと。
太陽の光は、時間とともに色が変わる。夕焼けが良い例だろう。電球も、長く使っていると色が変わってくる。蛍光灯にもいろいろな種類がある。そして、普段、我々は、そのような光源のあいだを、いったりきたりする。
ワンランク上のiPhone写真を目指すには、この光源の色との調和(バランス)を、意図的にコントロールしなければならない。
iPhoneの純正カメラアプリは、この調和を自動でおこなってくれるが、自動(おまかせ)であるがために、撮影者が希望するように調和しないことがある。
さらに、レストランの料理や、おすすめしたい商品などを、同時に何種類も撮影し、複数をブログで使うとき、自動(おまかせ)だと、それぞれの写真の調和(ホワイトバランス)が違ってしまい、ブログ上で、ばらばらの色調になってしまう。
つまりは、自動(カメラにおまかせ)ではなく、自分でホワイトバランスを決められて(選べて)、その設定を固定(ロック)できれば、写真の色合いを改善できるはずだ。
方法は、カメラアプリによってちがうので、ワークショップにて、デモもまじえ説明したい。
iPhone写真術・シャッタースピード
止めるべきものについて。
カメラにはシャッタースピードと呼ばれる機能がある。これは、センサーの前にある扉の開閉速度のことだ。
早く開け閉めすれば、光の量は少なくなり、遅く開け閉めすると、光の量が多くセンサーに届く。
多い少ないといわれると、光の量に意識がいってしまうが、シャッタースピードは、早くすることで、動いているモチーフを静止状態で写すことができるようになる。
もう一つ、このシャッタースピードが止められるものがある。それは、iPhone自体の動きだ。シャッターボタンを押すと、iPhoneも動く。動くと、「手ぶれ」といわれる現象がおき、使いにくい写真になる。
シャッタースピードが、1/60秒よりも遅い速度になると手ぶれする。
iPhoneは、ノイズがでない低いISO感度を優先するようになっていて、室内での撮影などは、1/60秒よりも遅いシャッタースピードになることが多い。
そして、困るのが、純正のアップルのカメラでは、シャッタースピードが表示されないし、意図的にシャッタースピードを設定することもできない。いってみれば、少し暗い場所でも、手ぶれの恐怖と戦わなければならなくなる。
この問題は、シャッタースピードを1/60秒以上に固定できれば改善できる。具体的な方法については、デモをまじえワークショップで説明する。
iPhone写真術・ISO感度
感度と不快度について
カメラには、ISO感度(光の感じやすさ)を調整する機能がある。センサー(撮像素子)にあたった光は電気信号に変換されるのだが、その信号を増幅することができるのだ。
感度を増幅すると、暗いところで撮影できたり、シャッタースピードを早くできたりと、利点も多いが、画像のノイズも増えることになる。
もし、このノイズを不快に感じるのなら、感度と不快度の関係は反比例することになる。しかし、私は、iPhone 7を使うようになってから、あまりこのノイズは気にならなくなってきた。きっと、8になれば、さらに気にならなくなるのではないかと予想している。
ちなみに、iPhone 6Sと7の基準のISO感度は、ISO25。これは、とても低い感度だ。iPhoneカメラの欠点を聞かれたら、私は、このISO25を上げると思う。
iPhone写真術・露出補正
明るさについて
だいたいの場合、モチーフ(主となる対象)は、明るく写っていた方がよい。それは、明るく写っていた方が、きれいな印象をあたえ、見やすいからだ。露出過多は困るが、まずは、なるべく明るく写すように心がけるといい。
考え方としては、暗い場所では、手ブレ回避のため、シャッタースピードを1/60秒に固定し、ISO感度で、明暗の調整をすることになる。明るい場所では、ノイズ軽減のためISO感度を25に固定し、シャッタースピードで、明暗の調整をすることになる。
このフローについても、iPhone写真術ワークショップにて、デモをまじえ説明する。
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