シンヤB

写真家 / アーティスト / 教育家 / ドラマトゥルク

1967年、東京の下北沢生まれ。

小学・中学生時代は、映画ばかり見ていた。高校時代はギターばかり弾いていた。大学時代は写真のことばかり考えていた。大学院で写真を専攻し、その後、大学で写真を教えることになったため、写真のことはいまだに考えている。

アートとダンスとの出会いは、邦 千谷、ナム ジュン パイク、小杉 武久と親交があり父親代わりだった美術家 風倉 匠と夏休みに旅をして過ごしたのがきっかけ。

風倉 匠のバルーンを使ったパフォーマンス、田中 民の路上でのパフォーマンス、古澤 栲の首くくりのパフォーマンスが、シンヤBにとってのダンスの原風景である。ちなみに、作家名の「B」は、風倉 匠の最初の作家名「凡倉 惰作」の凡倉 (ぼんくら) を譲り受けたことが由来。

高校時代に渡米し、20代は米国ネットワークニュースや通信社にて報道の仕事に従事し、大学院に進学。大学院時代に、インターネットでハイパージャーナル (インターネット日記) を書き始め、1996年に「日記猿人 (Nikki Engine)」の立ち上げに参加。

日記猿人は、インターネットで日記 (ジャーナル) を書いている人々にプログラムで自動化された便利なサービスを提供するウェブサイト。このサービス形態と文化が、後々に ブログ (blogger は1999年、Movable Type は2001年、WordPress は2003年) や、 Facebook (2004年) といった文化に発展していく。

ブログという言葉が使われるようになったのは1999年頃から。1998年ぐらいにウェブログと呼ばれていたものが短くなって、ブログと呼ばれるようになった。

1998年にタイラー・スクール・オブ・アート (テンプル大学美術学部) からマスター・オブ・ファイン・アーツ・イン・フォトグラフィを授与される。卒業制作のテーマは、パーソナルとパブリックが重なり合うサイバースペースについてであった。

卒業展覧会は、画廊に引っ越す形で、家財道具を利用してインスタレーションを構成し、画廊からジャーナル (ブログ) を作るというものだった。

帰国後は自らの写真作品だけでなく、様々なアーティスト、音楽家、ダンサーなどとコラボレーションをおこなう。

2002年にテンプル大学ジャパンにアート学科を新設することを提案し、自ら立ち上げを行い、准教授に就任、2011年に上級准教授に任命された。

近年の個人展覧会として、iPhone で撮影した写真展「Our World」(2011年 現代ハイツ / 2012年 一部の作品が NY で開催されたブッシュウィック・オープン・スタジオに巡回)、RICOH THETA (360度VRカメラ) で撮影した写真展「AFTERWARDS, me」(2013年 現代ハイツ) があり、2015年に出版された「RICOH THETA パーフェクトガイド」(インプレス) にて「魅せる THETA 画像レタッチ術」の章を担当。

2016年には「リコーイメージングスクエア新宿特別企画『360°の世界』展」で 自身の作品が展示されただけでなく、展覧会のプリンティングディレクターも務め、シンヤB の作品は、その後、ドイツの「フォトキナ 2016」、アメリカの「CES 2017」などを巡回した。2017年には「CP+ 2017」にて RICOH THETA のワークショップもおこなう。

風倉の死後からダンス作品も作り始め、ドラマトゥルク参加のダンスプロジェクトとして、「5 of Kana’s」(2009年 ムーブ町屋)、「From A to Z」(2009年 世田谷美術館) 、「怒りながら笑う」(2010年 d倉庫)、「京都の暑い夏/Dance Scape」(2011年・2012年・2013年・2015年 京都芸術センター)、「T/IT: 不寛容について」(2017年 京都芸術センター) がある。

WordPress のコントリビュータとしての活動を2017年から開始。主に WordPress の翻訳の貢献をしている。Tokyo WordPress Meetup、二子玉川 WordPress Meetup を定期開催し、WordCamp Tokyo 2018の実行委員も務めた。

WordCamp Tokyo 2018 ではスピーカーにも選ばれ、「写真から考える WordPress の過去・現在・未来」のプレゼンを行う。

本名は「ワタナベ シンヤ」だが、テンプル大学で美術史を教えているキュレイターで映画監督の渡辺真也とは別の人物。テンプル大学アート学科には「ワタナベ シンヤ」が二人教員として在籍しており、名前に (B) か (C) をつけることで区別している。シンヤC の C はキュレイター (Curator) のCが由来。